これはサンプルの文章です。コラムでは、論理的な文章を書くことが求められます。論理的な文章を書くために、まず意識してほしいのが文章の構成です。
論理的な文章といわれるものには一定の構成パターンがあります。定番の構成パターンを理解できれば、論理的な文章を書くのは意外と簡単です。コラムを書く時によく使われる構成パターンとしては「序破急」「起承転結」「PREP法」などがあります。
序破急
もともとは能や楽曲で使われていた構成です。
「序」(序論)は、作品の導入部・つかみとして、読者を引き込むパートです。ここでは、テーマや事実、目的を提示します。
「破」(本論)は作品において転換・展開が起きる部分です。文章なら本文に当たる部分になります。
「急」(結論)は作品の結び・オチとなる部分です。文章ならまとめ、結論部分に当たります。
起承転結
起承転結は漢詩を作る時に使われていた構成で、現代では小説のストーリーや文章の組み立てにも応用されます。
導入部分となる「起」、話を展開させる承、視点を変える「転」、まとめ・オチとなる「結」の4つのパートから成り立つ4段構成です。
PREP法
PREP法は4つのパートで文章を構成する4段構成で、具体的には以下のようなパートがあります。
最初の「Point」では文章の要点・結論を述べ、次の「Reason」では結論の理由を説明します。さらに、「Example」で理由を裏付けられるような具体例を紹介した後、最後の「Point」でもう一度結論を述べて締めます。